Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ小嶋しのぶ選手)

佐渡国際トライアスロンAタイプ初参戦。

2017年9月に八景島のスプリントからトライアスロンを始め、昨年から本格的にレースに参戦。今年は繰り上げ当選の宮古島トライアスロン(初ロング)、世界トライアスロンシリーズ横浜大会(OD)、アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン(ミドル)に続き4戦目。しかし宮古島はバイクゴール1分前で足切りのDNF、アイアンマン70.3では、まさかのバイク事故に巻き込まれ病院送りのDNFと全く佐渡の参考に出来るレースがないままあっという間に佐渡本番を迎える。
自分の性格だと正直今回完走出来なかったら多分、いや間違いなくしばらく立ち直れない。

そんな思いで挑んだ佐渡、絶対に諦めないという強い気持ちで6時の号砲とともにスタート。長い1日の始まりだ。

スイム=目標タイム1:30  結果1:38:07

4キロは初めての距離なので想像がつかないが、苦手意識はないのでとにかくひたすら泳ぐ。1周目のバトルに辟易。やはり男子とのバトルは大変だ。2周目の沖へ向かう時は波が強くなり進まない!うねりはあまり気にならず最後の900はもう終わりだ!と思うと少し楽になった。しかし飽きるね、4キロ!

スイム→バイク T1=8:04

バイク=目標タイム8時間 結果8:18:09

いよいよ一番の苦行バイク190キロが始まる。スイムアップ後補給をしてスタート。始まって結構すぐにアップダウンが始まり、足の乳酸が気になった。
バイク、特に登りが苦手な私はスイムのアドバンテージなど何の役にも立たない。案の定最初の登りで純ちゃん、次の登りはタダゴン、そして、みわちゃんと女子全員に抜かれ、その後もどんどん他のGERONIMO男子に抜かれる。しかも全て坂。笑える!でも焦らずフラットと下りで少しでも稼げる様に足を回すように心がけた。正直何かを考えながら走る余裕はなく、小木の坂14時30分を呪文の様に唱えていた気がする。小木まで50キロの看板を見て間に合わない!?と思った時は足切りの文字が頭をよぎる。
それでも諦めたら終わりだ!GERONIMO 佐渡Cチーム(応援)が待っていてくれる小木の坂を目指した。小木ASで14:35位、既に予定時間は過ぎている。でも坂を15時迄に通過出来ればきっと間に合うと、小木坂に向かう。ヤバい、思ったより坂だ!もうCチームはいないだろうなぁ~クスンと思いながらゆっくり登っていたら視界に見慣れたウェアが!ラスボス大塚さん、村崎さん、安藤さんが応援してくれている。これで一気に元気が出た。この時点で14時50分過ぎ。この後は足が残らなくてもいいと思いながらひたすらバイクフィニッシュへ向かい、15:53頃やっとバイクを降りた。多分一番嬉しかった瞬間だったかもしれない。

バイク→ラン T2=10:04(かかりすぎ)

ラン=目標タイム5:45 結果4:55:15

16時4分にランスタートとなった。ランは細かい足切りタイムがあるので常に足切りの亡霊に追いかけられている感じから抜け出せない。それでも足が思ったより動いてくれる。周回コーナーなので沢山の仲間たちともエール交換が出来て力をもらえた。バイクで抜かれた分、一人でも多く抜き返すよう、腕を振れ、腰を回せと自分に言いながら走る。2周目の途中かなり苦しくなったら時、応援の大塚さん、安藤さん、村崎さんの応援で復活!もう時計の電池切れで時間もペースも分からない。エイド毎に時間を確認してラスト10キロはペースを上げた。後は完走する強い気持ちしかない。住宅地に入り片岡さんに追い付いた。商店街手間で田中りーさんに追い付いた。片岡さんと一緒に商店街に入り、やっと足切りの亡霊がいなくなって勝てた気がした。紳士な片岡さんは私にゴールを譲ってくれてやっと念願のゴールテープを持ち上げる事が出来た。

フィニッシュ 14:59:35

課題は山積みでこれがゴールではないけれど少しだけ嬉しさに浸らせてもらい、また練習ですね。
沿道の応援、ボランティアの皆様の励まし全てがパワーになった。でも一番はGERONIMO Cチームの応援が私の力になり最後まで踏ん張れました?

幸せな1日に感謝。
本当にありがとうございました。

小嶋 しのぶ

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「幸せそうです。」