Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ木村 選手)

佐渡は今回で4回目の挑戦。

ですがまだ1度も完走していない。 ロング完走には膨大な練習が必要ですが、ここ数年仕事が忙しくなり、昨年のリタイア時に、もうロングは暫くお休みするしかないかな?とも考えていました。しかし宿題を抱えたままでは気持ち悪い。もう1回だけ、やってみようと今年もエントリー。ただ、昨年と同じ調子では完走できないので、時間が取れない分、色々と工夫することにしました。 バイクフィッティングやペダリングのセミナーを受けたり、コアトレーニングや筋膜リリースを取り入れたり、最新のバイクも買いました。 バイクが一番の課題なので、チームで開催してくれている隔週金曜夜のインドア練習だけは継続して参加。あと、大会1ヶ月前に導入した自宅スピニング環境(zwift)、これはもっと早く導入すればよかったです。 食事も野菜とたんぱく質中心にし減量。

1年ぶりの佐渡は、心配した天候も大会当日は回復予定でほっとしたものの、緊張で前夜はほぼ眠れなかった。もう10年以上トライアスロンをやっていても、大会前は毎回、海への恐怖やバイクを安全に終えられるかとの不安に襲われます。

スタート前のビーチでは、一緒に練習してきたチームメイトと握手してお互いの健闘を祈ります。ここまでくると、これもいつものことですが、一旦海に出たらやりきるしかないんだ、と肝が座ります。

スイムは1:36。プールスイムのペースで計算すると4km程度コースは1:20位のはずですが、手元の計測で4,680mだったので、うねりに翻弄されてジグザグに泳いでしまったかも。でも冷静に、気分も悪くならず泳ぎきれたのはよかったです。

バイクは、チームメイトにアドバイスされた通り小佐渡の単調なエリアでサイクリングにならないように、回し続ける意識。腰痛も太股の筋肉痛も出ず、ここ1年の技術的向上を実感できる走りとなりました。

小木の坂の上での大塚さんとの待ち合わせは14時半、その時間はまだ小木のエイドだったので間に合わなかったのですが、ランタイムはなんとか確保できる時間にはバイクフィニッシュ出来そうとの計算から気落ちすることなく登っていったら、なんと大塚さんと応援メンバーが見えて、何年もお待たせしましたー!という感じでやっと大きな関門をクリアした気分でした。

ランは、これも新たに取り入れたランニング教室で私のようなチョコチョコ走りでも十分完走できるという自信を得られていたので、歩かなければ大丈夫、とだけ反芻し黙々と。佐渡のランコースは、真っ暗になっても地元の人達がずっと沿道で応援してくれるし、チームメイトとすれ違い励まし合えるのがいいですね。

制限時間ギリギリでしたが、長年の目標である佐渡A完走できて、初めて晴れがましい気持ちで最後の花火を見られました。嬉しいのはもちろんですが、やりたいことをできる幸せをしみじみ感じました。一緒に練習したりアドバイスしてくれる仲間へも感謝です。 大塚さん、ツアーご一緒させていただいた皆様、お世話になりました。

木村 純

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「あきらめなくて良かった。」