Club GERONIMO Challenge 2020 佐渡への誓い(Aタイプ工藤選手)

2019佐渡国際トライアスロン振り返り(三歩進んで二歩下がる)

佐渡国際トライアスロンの終わりと共に、夏が終わり今シーズンの競技も
終わりを告げ、新たなシーズンが始まろうとしています。残念ながらロング(佐渡) 挑戦2年目の今回もDNFとなりました。新たなシーズンスタートの前に今シーズン1年を振り返り、来年への糧としたいです。

■トレーニング振り返り

2018年のDNFを受け、スピンオフ企画「絶対完走!」。企画のもと3種目のトレーニングの質、量を管理しながら、この一年トレーニングを続けてきました。トレーニングの習慣付けと絶対量の確保、企画参加者との情報共有によるシナジーという面で非常に有意義でした。毎回、大塚さんから頂くトレーニング結果への叱咤激励も次への発奮材料して、良い刺激となりました。

この一年を振り返ると、昨年末の落車・春先の転倒による怪我からベース作りの重要な時期に十分なトレーニングを積めなかったことが、全体に響いていた様に思われます。年齢的なものあり回復までには相応の時間を要するため怪我、事故には十分過ぎるくらい注意を図り、コンデショニングよる心身の調和を保つことが、長く安定的にスポーツを継続して行く上では、重要であることを身を以って知った一年でした。

■レースの振り返り

【スイム】

  2018年 1:43:49  

  2019年 1:53:16

昨年は、400m付近でバトルによる過呼吸により泳げなくなってしまい、ここでDNFかと思ったほどでしたが、今年は2回目ということもあり落ち着いて入水出来たため過呼吸に陥ることもなく、淡々と泳ぐことが出来ましたが、海は波が高く、500m付近から沖合いのブイまではうねりとバトルが激しかった。うねりにより数回、体が反転しそうになりました。またバトルを避けるため頻繁にコースを変更したため泳いだ距離が、4990mとなっており、結局昨年よりもタイムは10分遅れであり、また体力的にも消耗が著しかった。

   T1 0:09:56 トイレ 補給:OS1(250ml)

【バイク】

  2018年 8:16:19

  2019年 8:06:19

昨年と比べ体感的には、脚がよく回り、また向かい風も昨年ほど苦にならなかったのは、霞ヶ浦での向かい風のなかでのTTトレーニングの効果と思われます。しかしその反面、セーブ出来ずに攻めてしまい足を削ることになった様です。また、補給も途中までは時間単位でジェルを摂取していたのですが
集中すると忘れてしまい。気が付くと眠気による注意力の低下を招いており、後に落車転倒へと繋がってゆくのでした。

走りだ出しは、スイムの疲労、うねりによる平行感覚の麻痺が若干あったた
めゆっくりとスタートしました。鷲崎から多田の手前までは、足もよく回り
先行するチームメイトにも追いつくことが出来き、平地で追い抜き、坂で
追い抜かれるを繰しながら、調子の良いペースで巡行することが出来ました。

ともすると調子に乗りすぎの感も免れず、ペース配分とレース展開への考慮
が欠けていました。また、多田の手前130km過ぎで、注意力散漫により落車、転倒をしてしまいました。ガードレールに左側が衝突、衝撃で左脹脛が激しく攣り、また右側へ転倒した際に右股関節と踝を路面にぶつけ、打撲傷と擦過傷を負ってしまいました。巻き込み事故が無かったのは幸いでした。

後続車が、坂の下からボランテアスッタッフを呼んでくれましたが、激しい
足攣りに悶絶する様を見て、ボランテアの方が救急車を呼ぼうとしたので、足攣りであることとレース継続の意思があることを伝え了承頂き、レースに復帰しました。バイクは、ハンドル、シートが若干曲り、右側バーテープが
擦り切れた状態でした。それ以外の不具合にはこの時点は気が付きませんで
した。これ以降ペースがあがらなくなってしまいました。

そんな中で、小木坂の上りで下ってくる佐渡Cチームになんとか巡りあうことが出来き力を得ました。この状態では、バイクフィニシュ自体が危うい状況でしたが何とかゴールまで辿り着くことが出来ました。

結局、昨年と比べ10分ほど短縮出来ただけでしたが、スイムで同タイム遅
れているので、トータルでは、ランスタートが、昨年より若干遅くなってしまいました。

  T2 0:06:09

【ラン】

  2018年 37.2Km地点 金丸AS

  2019年 29.3Km地点 宮川WS

1周回目は、走り始めて早々に左脹脛が痙攣し出し、騙しながら走ることに
なりました。脹脛の痙攣が収まったところで、10kmほど過ぎたあたりからは
大腿四頭筋が攣り出してきたため、スピードを落としたり歩いたりを繰り返していました。

2周回目以降は、とうとう全体的にペースが上がらなくなり、また内転筋の
疲労による痛みも感じるようになって来ていました。金丸ASで、関門をや
り過ごしましたが、上り坂の先にある次の宮川WSで4分オーバーとなり、
レースを終えました。

今回は、昨年と違いバイクで足がかなり削られていることを実感する走りとなってしまいましたが、良い経験となりました。

■まとめ

来年こそは、完走したいです。3種目万遍なく地道にこつこつと積み上げるとともに、もう一段一回ごとのトレーニングの質と集中力を高め、コンデショニングにも気を配り、怪我や無理のない一年を過ごそうと思います。年齢を重ねるとともに、ゴールが少しづづ遠のいて行く感もありますが、まだまだ挑戦し続けて行きたいです。皆様今後ともどうぞよろしくお願い致します。

工藤 哉

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「挑戦し続けましょう!」