Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ中川選手)

トライアスロンを初めた一昨年、佐渡C(応援)で初参加。生で見て興奮し、Heroを聴きながら花火を見て絶対出たいと思ってから、2年目で出場する機会を頂きました。

今年は初ロングの年で、バラモンで完走できた事が多少自信となり、バイクが10キロ伸びるけど目標タイムを大幅に上げて設定した事で自分の実力を思い知らされる良い大会となりました。 記録 14:39:31 475/1008 年代別124位

〈 スイム 〉1:33:20

ガーミンのGPSが機能しておらず泳いだ距離や軌跡が不明 前日の試泳で波や濁りやゴミなど嫌なイメージがあったけど、一番自信があったし、開始前にホノチャレ仲間とも会えてリラックスした状態でスタートしたのだが、いきなり団子状態のバトルで少しパニックを起こしてしまった。まずは落ち着く事を優先し外側へ泳ぐ。混雑から逃れて2、3分したら気分が楽になった。内側を見るとまだ混雑してたから戻る気にもならずこのまま泳ぎ続けることにした。

1周目は44分で想定より10分も遅い。ここから挽回だ、と思ったがそう甘くはなかった。2周目は人の少ない外側から攻めたが波が高くなってきたのかヘッドアップしてもブイが見えない。1stブイになかなか着かなくて焦るが、気持ちを落ち着け、自分の泳ぎを確認。練習を思い出しながら、毛延びの感覚・頭・視線・腹・腰、ストローク・入水位置・角度・肩・脇。2ndブイに着く頃には大分リラックスでき、残りは波に乗りながらゆったりと大きくストロークし、力を温存して気持ちよくスイムアップ。

☆良かった点 : レース中にパニックをコントロールでき、リラックスして泳げた。

☆悪かった点 : コースどりを事前にきちんと確認しておくべきだった。内側から攻めてなければバトルでもみくちゃになることもなかったかな。

〈 T1 〉0:08:01

ここでソックスを履くか迷ったが、バラモンではランのときにつったのでここで履く。想定していたが手間取ってしまったので次回は違う物を使おう。

〈 バイク 〉7:27:47[移動平均速度26㎞/h / ケイデンス平均70rpm ]

7時半までにはスタートしたかったが、焦らずスタート。相川WSまで30キロ平均だったので、とりあえず順調な滑りだし。

だが給水ボトルからタンクに移すのが上手くいかず焦る。バラモンの時はすんなりいったのだが。なんとかボトルキャッチャーまでに移し次のASを目指す。 高水ASまでも30キロ平均でこれたのだが、ここでも給水のタンクへの移しがすんなりいかず、そのままゆっくり前の選手を気にしながら進んでたら、いきなり停止し避けきれずクラッシュ。前の方は大丈夫な様子だったので、自分のチェーン外れを直す。焦って時間がかかってエイドの方が駆けつけてくれた。次のエイドまで長いからってタンクにたっぷりアクエリ入れてくれたりと助かりました。

この時もっと落ち着いてバイクを確認すればよかった。 (走行中何か音がすると感じてはいたが、片方のブレーキシューがタイヤに擦れた状態で残り150キロ位走っていたことを宿に帰る時に気づく)

その後のZ坂・大野亀は、景色を堪能してお尻を使う意識でたんたんと登って行く。本当に綺麗な景色に癒される。 鷲崎ASからは止まって給水する事にした。 ここまで2時間40分。少しペースが遅くなったが、小木に14時半まで十分時間がある。トイレに行ってスッキリしてから再開。 小木までは高低さはあまりないのだが、向かい風だったり思ったように進まない。気温も高くなり喉がすぐ渇く。エイドでしっかり給水して、小木前で軽くなるよう調整して望む。

14時過ぎ位になんとか大塚さん、安藤さん、村崎さんを見つけほっとする。応援のおかげで気持ちも楽になり残りを頑張れた。ありがとうございました。

☆良かった点 : 足に疲労を残さず、つらずに走れた。補給も上手くいった。

☆悪かった点 : 給水には時間がかかってしまった。逆流防止弁のタンクは止めにしよう。走行に違和感を感じたのに、そのまま走行してしまった。無事だったからよかったが、前輪がロックしたり、壊れて落車してたかもしれない。

〈 T2 〉 0:04:27

15時過ぎてしまった。 トイレに駆け込みスタート。 バラモンでの失敗は繰り返さない。

〈 ラン 〉 5:25:56[平均移動ペース / 7:23 ㎞/h]

最初の入りは6分切るペース。まずまずと思ったがどんどん体が熱くなりペースダウン。日焼け止め塗るの忘れてたことに気づく。5㎞過ぎた時には7分ペースまで落ちてる。エイドで水をかけてもらったりスポンジをスーツに入れたりしたが直ぐに熱くなる。少し歩いて整えてはみたが、余り効果なし。

そのうち前に大塚さん、安藤さん、村崎さんが見えたら元気がでてきた。応援って凄い。

だが登り坂にきたらペースダウン。とにかく腕を振って一歩一歩歩かずに進むことを心がける。折り返し地点からは下りを利用してペースアップを試みたがうまくいかない。すれ違いでみんなに声を掛け合い気力で頑張る。日が沈むまでは我慢し後半頑張ろうと思ったが、なかなか熱さがひくことはなかった。 後半は少し楽になった気がするもののペースがあがらない。フォームを再確認してペースアップしても長く続かなかったので、さらに遅くならない事を意識して走るが、エイドで立ち止まる時間が多くなってきた。

視線がだんだん下がってくるが、一緒に頑張ってる仲間の声かけに救われたり、佐渡Cの激の後押し、沿道の応援に元気をもらいながらなんとか走る。ゴール間近になってホノチャレ仲間に追いつかれ、一緒にゴールしよう言ってくれたので最後の力を振り絞って同時フィニッシュ。

☆良かった点 : バラモンより歩かずに走れた。腕ふりで力まず足を前に出す感覚を維持できた。

☆悪かった点 : 熱さ対策が全くできていなかった。精神的に作ってしまった壁を打ち破れなかった。

〈 総括 〉 とにかく完走出来て嬉しかった。

スイムから厳しい大会となったが、最後まで頑張れたのはこの大会に関わった皆さんのお陰であることは言うまでもない。 本当にありがとうございました。

当然だがロングは甘くなかった。 ランを基礎から根本的に見つめ直す必要がある。熱さ対策や精神的な面も大事だ。練習量から自信を得ることも一つだが、闇雲に練習するのではなく、やる意味を考えたり省みたり、いろんな人の考え方も参考にして鍛え直さねば早くはならない。

まずは目標にした13時間切りを実現できるように頑張ります。 そして、来年も素晴らしい佐渡Aにみんなとまた挑戦する機会に恵まれる事を祈ります。

Team GERONIMO 中川 裕一

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「ロングは終わりがないですね。」