Club GERONIMO Challenge 2018 佐渡組 参戦記(Aタイプ柴田選手)

佐渡参戦記

ロングに憧れてトライアスロンを始めました。 でもここ数年、トライアスロン大会への出場が減ってました。トライアスリートと名乗るのが恥ずかしいくらい。理由は仕事が忙しかったり、怪我だったり。 そんな中ですが、佐渡への出場を決めたのは、30回記念大会という、ちょっと不純な理由でした。

A、Bは迷いました。Aを必ず完走出来る自信は無かったけど、Aに決めたのは、やっぱりロングが好きだから。これをきっかけにロングのトライアスリートに戻りたかったから。 でも、数年来の肩腰の悪さが更にひどくなり、今年前半はバイク・ランともにトレーニングがほとんどできませんでした。普段の姿勢なども原因だった事がわかり、なんとかトレーニングがまともに出来るようになったのは6月ハワイのハーフの2週間程前。滑り込みセーフでなんとか完走はできました。

次は佐渡に向けてですが、快方に向かっているとは言え、力んだり、疲れると姿勢が悪くなり、痺れがひどくなる状況。目標は完走とし、焦らず力まず追い込まず、今後も長く楽しくトライアスロンを続けられるよう、姿勢やフォーム改善に重点をおきました。マイペースでリラックスしたトレーニングをしました。 但し元々スイムが一番の苦手種目、近所のスポーツクラブのマスターズスイムがトレーニングの中心ですが、いつも年配の方に追われる状況は変わらず。距離や強度、また海での実践に不安を残したまま、本番を迎える事になりました。

佐渡は久しぶりとは言え、数年通った場所、金曜日入りできるのも働き方改革のおかげ、弁慶の寿司や浦島の食事を久しぶりに堪能しました。受付会場や大会会場、スタート当日の手順なども昔と変わりなく、リラックスして大会、スタートを迎えることができました。

まず最初のスイムですが、以前のように泳げないのは承知の上、また肩腰の悪さからヘッドアップが全くできなくなっており、ゆっくりでも良いので、リラックス且つ、なるべくまっすぐ泳ぐことを意識しました。周回はキライですが、以前と違い2周回になっているのも助かりました。遅いので2周回目になると、ほとんど周りに人がいなく焦りもありましたが、とにかく完泳目標なのでマイペースで。完泳が見えてきたのは2周回折り返してから半分くらい来て陸の建物が認識出来るようになってから。なんとかなりました。 陸に上がるとタダゴンが心配して泣いてました。どんだけ遅かったのか。。

バイクですが、以前ならスイムの遅れを取り戻すべく頑張るのですが、肩腰の痛みから2番目の心配種目、とにかくマイペースでした。TTバイク・DHポジションでの乗り込みが少ない為、なんの為のTTバイクなのか、ほとんどハンドルバー握りでした。後で確認するとDHの写真は1枚も無し。 完走目標なのでとにかく踏まずにマイペースを心掛けましたが、バイク序盤のエイドで固形物を取らなかったからか、40キロ、80キロ、両津100キロで無気力感(軽いハンガーノックか)に襲われました。ロング好きでも補給に成長なし。なんとか2時半までに小木に着くのが目標で、ギリギリかと思いつつ2時ちょい過ぎに到着しました。但し応援部隊の応援を受けた後は再度目標を失い失速、無気力感と向い風にやられつつ、ここで頑張ってもランで走れないとくるくる回し、最後に抜かれまくりバイクフィニッシュに到着。周りのバイクはほとんどありました。遅い。

最後のランですが、なんとか完走が見えたと思いつつ、ゆっくりマイペースで走り出しましたが、速攻でまた無気力間と気持ち悪さに襲われました。もうジェルは取りたくなく、とは言えおにぎりとかも受け付けず、しょうがなくコーラとお友達の歩きモードに入りました。 頑張れば走れるのか、根性出せば走れるのか、頑張って走っても潰れて更に状況が悪くなるのか、すれ違うチームメンバーが皆頑張って走っている中、葛藤の中で1周回目はほとんど歩きました。 2周回目、このままのペースではギリギリなのがわかったので、コーラもポカリも受け付けなくなった中、少しでも貯金を作るべく、平坦はなるべく走り、苦しくなったら歩きを繰り返し、2周回の折り返しで、なんとか完走が視野に入りました。

最後はほとんどのチームメンバーと同伴ゴール、恥ずかしいながらも印象に残るゴールとなり、制限時間ギリギリでロングのトライアスリートに戻れました。

本当はしばらく来年の事は考えたくありませんでしたが、タダゴンも来年はAにチャレンジするとの事。 僕もやっぱりロングが好きなんです。 今年のタイム以下はありませんので、あとは上を目指して、また1年頑張ります。

 

柴田 亮

 

 

「来年は、完全燃焼を!」