初佐渡は2006年のBタイプ。以来、周囲の教えに従いAタイプ。よっぽどのことがない限り、Bタイプに戻ることはできないと思っていた
その、よっぽどの大義名分が今回はできた
怪我と病
治療やリハビリ、想定外の事が次々おこる中あれこれ考える
人知れず治療してしれーっと競技に戻れるかも
手術から1年で競技に復活したら、同病者の励みになるかも
健康診断大切!を伝えるために選ばれたのかも…などなど
自分の置かれている状況を最大限活かすことを考える
人生は長さではない
自分らしく生きる、自分にできること、やるべきこと、やりたいこと…
そんな年に、大塚さんの佐渡企画復活
大勢の練習仲間で行くTeam GERONIMO for SADO」が楽しくなることはわかっていた
トライアスロンは挑戦のスポーツ
結果云々より、挑戦を決め準備することが大切
新なトライアスロンとの付き合い方模索しよう
デビュー年以来のBタイプでリスタートに挑戦
Road to SADO
10月企画スタート
私は11月から1年間の通院スタート
でも、取り残されないよう、練習(応援)や合宿(湯治)に参加する
みんなのやる気や、頑張りや、やりすぎや、その顛末や…
愉快な仲間のあれこれは、私の免疫力とモチベーションを高めた
企画で知り合ったメンバーは、練習や合宿で顔を合わせるごとに共有できるエピソードが増え、まとまり感がでてくる
5月競歩習いに行く
新しい動きでランをウォークでこなせる可能性が見えてきた
6月徐々に全体練習会に復帰
代々木公園ラン&スピニング、皇居ラン
みんなに抜かれまくっても、みんなみたいに滝汗かけなくても、みんなと練習できることが嬉しかった
7月茅ヶ崎練
海で泳ぐため、外で動き続けることやってみるために参加
8月大島夏合宿
昨年夏と秋は応援参加。春はついに欠席。でもこの夏バイク持って参加
2年振りの実走で愛車ant☆resと足動かしバイクこなせる手(足)ごたえ実感
8月準備レースIMビンタン島70.3リレーでスイムとバイク担当
ここで佐渡出場の最終ジャッジするつもりだった
なんとか襷つなぎ佐渡ゴールに希望の光が見えた
最大限であり最低限の練習で佐渡上陸
とにかく関係者に迷惑をかけないために「無理をしない」を肝に銘じ、”あえて”の課題を課す
5本指ソックス履く
T1で笹だんご食べる
ウエット洗って干してからバイク
ランの前にストレッチ
坂はバイク降りて押しても良い
ランは走らずしっかり歩く
でも時間と体力許す限りゴールを目指す
でもゴール後バイク梱包とAタイプ応援と夕飯と帰宅の余力残す
Road to Finish Gate
スタートからゴールまで感謝と喜びの連続だった
1年心配かけ続けた大塚さんの見送りでスイムスタート
面倒な5本指ソックス履いて、笹むいて団子完食してからバイクスタート
これまでのような、パワーが出ないのは大島合宿とビンタン島レースでわかっていたから焦らずひたすらペダリング
両津港でサプライズ応援(日帰りは後に知った)マサさん発見
停止して飛びつこうと思ったら「止まるな!走れ!」と言われ、仕方なく減速で通過。そのあと嬉し泣きで呼吸と心拍乱れる
楽しみにしていた小木の坂の大応援
キター!佐渡にキター!と実感し通過後嬉し泣き
※熊崎選手提供
その先にサプライズ応援②のクマ発見
一緒にレース出るとき、いつもクマとは「ゴールで会おう」とビッグハグする
だから、がっつり停止して、抱きつく
バイクフィニッシュ
胃腸も熱中症も大丈夫そう
ここからは今回の見せ場”速歩(そくほ)”
スタートしてほどなく、スイム仲間の真由美さんがランで追ってきて「最後まで一緒に歩く」宣言で道連れできた
その先、再びクマ発見!
そしてクマも一緒に歩いてくれるというではないか!
独りぼっちでペースアップは意外ときつそうだ…と思っていたら、サポーターが2人もついてくれた
水戸黄門御一行のごとく3人で歩く
沿道やエイド、行き交う仲間や色々な選手に声かけながら歩く
ゴール間近でこれからランのAタイプブラッキーに会う
「良かったね!!!」とブラッキーが先に叫ぶ
こっちは半分の距離だし間もなくゴール
これから時間との勝負の42キロスタートのブラッキー
なのに私のゴールを手放しで喜んでくれている
本当に心配かけてゴメン…
ゴールで待っているよ…と涙
※齋藤選手提供
そして、マサさんとクマという贅沢応援団と伴に無事ゴール!
想像をはるかに上回る仲間が今回のゴールを讃えてくれた
その中の何人かでも健康診断に行く気になってくれれば本望
企画してくれた大塚さん、一年間ご一緒したみなさん
ありがとうございました!
また歩き始めます!
「チエ、お疲れ。」
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