Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ柴田亮 選手)

昨年、久しぶりのロングを完走できたものの、制限時間あと少しでのゴール、ランはほぼ歩きでした。 去年の反省点は多々あれど、練習量は去年とあまり変わらず。但し食生活、サプリメント、ストレッチ、睡眠時間、普段の姿勢など、日常生活から改善し、この先数十年もトライアスリートとして過ごせるよう、見直してきました。レースでも、がむしゃらに頑張るのではなく、去年の改善点を修正した上で、淡々とレースした結果で去年より楽に、また笑顔で応援に答えながら制限時間内にゴールできれば良し、更にタイムが向上できればなお良し。気負わずにレースに臨みました。 来年に向けての備忘録を兼ねているので、長文ですみません。

【スイム】

準備

・いつも使わなかったワセリンをちゃんと準備(だが、来年に向けては、人見さんの、うなじにテーピングがよさげだった。備忘)

・こちらも、いつも使わない日焼け止め(但し今回も未使用)

補給

・OS1ゼリー(スタート時一気飲み)

備忘録

・かなり時間に余裕が無ければ会場の簡易トイレは並ばない。(試泳時間が無くなった)

・ゴーグルのベルトは、いつもよりキツめにしよう。

・ヘッドアップの練習をもっと積んでいこう。

トイレでの出遅れから、かなり遅れてスタート地点に到着。但し気負いが無いので、焦りは無かったです。スタートし1周目の折り返しまでは、スイムバトルの中で、思ったよりあっという間に到着できました。バトルが嫌いではないせいもあるかもしれません。1周目戻りは波に戻される感覚もあり、早く戻れた気もしますが、時計を見ると約50分、全く早く無かった。でも去年より周りに人が多かった気がします。2周目の折り返しまでは、1周目より更に波も高くなり、ブイも確認し辛く、気持ち的にも辛かったです。折り返して以降は完泳も見えてきて、泳ぎもよくなってきましたが、波打ち際で時計を見ると1時間45分くらいで去年とほぼ同じくらいのタイムでした。村崎さん安藤さんとタッチしてスイム終了!

泳いでいて思ったのは、目の前を横切っていく選手の多さ。多分自分もそうだったり、むしろ自分の泳いでいる方角が違ったのかもしれません。今年はスイム練習の少なさから、ヘッドアップ練習に割ける時間がほぼ無かったのですが、来年に向けてはヘッドアップをもっとしっかりと練習し、スピードは無くとも真っ直ぎ泳ぎタイムを短縮したい。

【バイク】

補給

・OS1(スタート時一気飲み)

・HIGH5ジェル10本をポカリで溶かしたもの(1/3のみ摂取)

・饅頭、大福、黒糖ふかし(大福半分と黒糖ふかし半分残し)

・水羊羹2つ(1つ残し、でも食べ易く美味かった)

・梅ねりチューブ3本(1本残し)

トランジションでは、多少時間がかかっても足を拭き、メリノウールの靴下を履きました。ラン込みであきらかに豆ができ辛いです。(更に豆ができ辛い、紙素材のソックスがあるらしい。試してみたい) そしてOS1を一気飲み。軽くいけたので、かなり水分不足だったんでしょう。リーさんに声をかけられて、バイクスタートしました。

去年のバイクでは、後半かなり気持ち悪く消耗したので、今年注意した点は以下の通りです。

・エイドおよび走行中に固形物を摂取。(達成)

・心拍でペース管理。140上限(達成)

・可能な限りDHポジション(ほぼ達成)

・踏まない、且つケイデンス上げ過ぎない。自重でゆっくり回す。(ほぼ達成)

いつもだとスイムの遅れから、バイクは頑張らないつもりでもオーバーペースになりがちですが、今年は心拍でペース管理できたこと、また少ないながらDHポジションのトレーニングをzwiftを活用して自分のバイクでできた事から、一定の負荷且つよいペースでスピードを維持できました。バイクでは小嶋さん、純さん、タダゴン(心の中でガッツポーズ)、中川さんを声をかけながらパス。心拍管理のお陰か、沿道の応援にも答える余裕をもてました。また補給と心拍管理のお陰か、最後まで水分を吸収し、気持ち悪くなることが無かったです。

小木の通過タイムは去年とあまり変わらず2時少し前。但しエイドのストップが去年より多かった事を考えれば、ペース配分、補給が良かったのかと思います。

バイクのタイムが去年より30分上がったのは、小木から先の風向きが例年と違い追い風だった事。また今年のバイクの注意点から後半タレなかったおかげだと思います。

バイクは現状のトレーニング量(あまり多くない、追い込んだトレーニングも少ない)からすれば、ほぼ満足できる結果でした。来年に向けては以下の点を注意して、さらにタイムを短縮していきたいと思います。今年から始めたzwiftトレーニング、また今年あまり参加できなかった大井埠頭、IBTを活用していけば、できると思います。

・追い込んだトレーニングを増やし、ポイントでは踏める脚力強化

・長時間のDHポジション練習 また、走っていて思ったのは、下りは頭を下げしっかりエアロポジションを取る、先に登りが見える下りは休まずペダルを回す、これだけでも周りの選手に追いついたり抜かす事ができ、実走トレーニングの大切さも感じました。

【ラン】

補給

・アミノバイタル赤青(18キロ摂取) 味はよくなかった。。

・HIGH5ジェル7つ(以降エイド毎になめる感じ)

備忘録

・ランでも序盤は固形物をとろう。

ランもトレーニング不足、ロング走やインターバルは6月のハーフアイアンマン以降全くできていませんでした。但しキロ6分7分で心拍を上げず楽に効率よく走れるトレーニングを多くしてきた為、ランもバイク同様に心拍を上げずに、4時間半から5時間で走れればよいと思っていました。

それでも1周目序盤は、自然に6分を切るペースになり快調でした。バイクと違いランは内臓が揺れることから、固形物の補給はとらずに行こうと決めていましたが、1周目の最後のエイドくらいからペースも落ち、呼吸も辛くなってきました。1周目は2時間20分くらい。それでもほぼ走り切る事ができましたが、2周目からはとうとう歩きが入ってしまいました。

筋力に余裕があり、心拍も落ちていることから、補給の問題だと思い、ラン序盤からもっと補給を取るべきだったと思います。これは来年への課題とします。

辛いながらも、まだ去年よりは余裕もあり、すれ違うメンバー、応援の村崎さん、安藤さん、大塚さんと笑顔でエール交換できたのは去年より良かったと思います。但し前日宣言した、ちゃんと走り切る中でエール交換したかった。これも来年への宿題。終盤はほぼ歩きながら、なんとかゴールしました。

また、ゴール後も立ち上がる元気がなく、ただみんなのゴールは見届けたいとゴール近くの椅子に座ってましたが、目を開けている余裕もなく寝落ちしてました。妻のゴールを見届ける、これも来年への課題、宿題です。

昨年はロングが完走できるトライアスリートに復活できましたが、今年はタイム向上を目指すトライアスリートの入り口にたてたような気がします。今年気をつけた事も、本当は基本の基本、向上心があるなら今までやって当たり前の事をやらずに、ようやくやっただけかと。

まだまだ伸び代があるのも実感しているので、また一年しっかり積み上げ、タイムなり順位を上げていきたいと思います。

ようやく、他の人のタイムを見て分析する余裕もでき、自分に足りないものを持っている人と情報交換しながら、また一年頑張り、また佐渡に帰りたいです。

抽選や仕事次第ではあるものの、また佐渡およびロングをの記録向上を目指していきます。 皆さま一緒に楽しくトレーニングをよろしくお願いします。

柴田 亮

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「コツコツと。」