2010佐渡トライアスロンツアー(小林Report)

小林です。

佐渡は3回目の参戦でした。1年目リレー(2年前swim)、2年目(去年B)、そして今年もB。去年まではずっと大学の友達と出ていました。スイム練で知り合ったちえさんを通じて昨年秋頃から皇居ランに参加するようになり、チームYにお世話になり始め、大島合宿などを経て、今年の佐渡はYのツアーに参加させて頂くことになりました。

仕事柄、春からずっと屋外で日に当たっているので人並み以上に日焼けしています。なので、すごい速い選手に見られがちなのですが、実は期待を裏切り普通です。ストイックな練習の結果の日焼けではないのですが、よく誤解されます。

当日の朝、入水チェックの後スタート待ち。しかし女子Bがわたしだけだったのと、スタート前は自分の世界に入るくせがあるので、ギリギリまでキャップもかぶらず選手権のスタートを端っこで見てました。そしてスタート。バトルを避けてゆっくり泳ぎだし。しかし結局同じような考えの人達の塊に飲み込まれ、避けたはずのバトルを地味に味わいました。

なんとかスイムアップし、バイクスタート。乗車ライン越えて走りながらメーターをいじってると「アッキー!」と声が。でもわたしチームで最後だろうし、もう小木に移動しちゃってるだろうからここには応援いないよね、なんて思って油断して顔を向けると青いジャージの方々がわたしの名前を呼んでくれてました。待っててくれたー!と嬉しくなりました。と同時に、ずいぶん待たせてごめんなさい、の気持ちも…

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バイクはまったく上がらず、でもDHポジションが基本だ、と言われたのを思い出し、よっぽど辛いとき以外はずっとDHで乗りました。なんだかサイクリング並のスピードではありましたが、ポジションも調整していただいたおかげでお尻があまり痛くならずに漕げました。すごく暑くて集中力を欠く場面が何度もあったので、給水で氷水をもらうたびにザブザブ体にかけながら漕ぎました。小木の坂、小木の坂…坂のどこに応援隊はいるのー!と思い、でも辛くて顔を下げちゃったときに「アッキー!!」と怒鳴られ、がんばれ!の横断幕?をどん!と見せられました。こんな辛いとこにいたのね、そーね、登り始めじゃ意味ないよね、と思いながら、でも気の利いたリアクションを取る余裕はなく心の中で感謝しながらなんとか登りきり、坂突破。でも、これで登りは終わり?と思いきや登り坂はまだまだあって、まだあったんかい!!とかなり凹みました。

ランは、どれも遅いけど3種目の中では一番マシでした。沿道の島の方々の声援みんなに、ありがとー!と応えて手を振りながら走りました。そしてゴール。

宿に帰って荷物の整理をしてからAのお出迎えに再出発。自分の倍の距離をやり抜いた仲間達のゴールはみんなカッコよかったし、感動しました。いっぱいゴール写真にも写りました♪そして21:30にすべての照明が落ちて花火。過去2回は見ないで宿で過ごしていたので、3回目にして初めての花火。また感動しました。なんで今まで見なかったんだろう…もったいないことを!

今回は、ゆるい制限時間に甘えて、まったくタイムにこだわらないレースをしてしまいました。なので個人的には達成感はあまりありません。リザルト見て、これじゃいかん!と反省しました。がんばった仲間と素直に健闘を讃え合えるように、練習がんばって来年リベンジしたいと思います。

大塚さん始め応援隊員のみなさん、暑い中を朝から晩まで本当にありがとうございました。頭が下がります。同部屋の女子部のみなさん、それぞれマイペースで、そしていろいろ話せて楽しかったですありがとう。そして男子部のみなさん、みんなカッコよかったです(一瞬のランとゴールしか見てないけど)。

来年はタイムと順位にこだわったレースします。がんばります。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。」

 

以上。

 

「小林さん、お疲れ様でした。こだわりが大切です。」

 BOSS-N1-S

2010佐渡トライアスロンツアー(瀬河Report)

瀬河です。
今年の大島でデビューしてATCカップと今回の佐渡で3回目のトライアスロンとなります。
デビュー戦の大島ではスイムでタイムオーバーしてしまいさんざんな結果に終わってしまいました。
今回は佐渡Bタイプでの参加ですが完走できるか不安でしたが「今まで練習してきたのだから大丈夫」と自分に言い聞かせながらスタートを向かえました。
まず最初のスイムですが、前回の大島での失敗は波が高かったせいもありましたが最初に飛ばし過ぎて心拍が上がりきってしまい力尽きたのが原因だと思っています。(完全な戦略ミス)
それを教訓にし前半の500mぐらいは徐々に心拍を上げながら慎重に泳ぎました。
途中何度かバトルに巻き込まれながらも何とか2kを泳ぎ切りました。
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バイクですが佐渡のコースは景色もよく途中アップダウンも有りますが平坦な所も多く走りやすかった事もあって時速32~3キロのイーブンペースで走る事が出来ました。
気温が暑かったので脱水症状ならないよう水分と補給を取りながら走りました。
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補給はSAVASのピットインリキットを半ぷんづつ30分おきに取りながら水分は喉が乾かないようにこまめ取るようにしました。
後半に差しかかったころ、目の前に激坂が現れました。沿道で応援していた方が
「コースで一番きつい所です。頑張ってください」と声を掛けられ「これが噂の小木の坂か」思いながら
前半の急斜面に立ち向かって行きました。
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「大島合宿、白石峠とこれ以上の練習を積んできのだから大丈夫」と思いながら・・・・
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坂を上りきって少し平坦になったところでチーム・Yの旗が目に入りました。
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大塚さん、須藤さんをはじめ応援の方々に大声で名前を呼ばれて嬉しかったです。
この暑い中、応援の方も大変なのに頑張っているなと思うとさらに気合が入りました。
そしてバイクフィニッシュを向かえ最後のランに入りました。
猛暑とお尻の痛みと足の疲れで前半の10kは心が折れそうなぐらい辛かったです。
ぜんぜん足が前に出ませんでした。
途中のエイドで氷水をかけてもらい体を冷やしながら走り続け後半はすこしペースが上がり感動のフィニッシュをしました。
この後はAタイプの方の応援を商店街とゴール前でしました。
応援していると自分も絶対ロングを完走してやろうという思いがこみ上げて来ました。
来年は絶対Aタイプに出ます。
距離が倍になり辛さも倍になりますがフィニッシュの感動はそれ以上でしょう。
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ほぼ同じ時期にチーム・Yに入会したライバルの柏木さんと肩を並べられるように頑張って行きたいと思います。
次の目標は宮古島を完走することです。
以上。
「瀬河さん、お疲れ様でした。これからです。」
BOSS-N1-S

2010佐渡トライアスロンツアー(田中Report)

田中です。佐渡のレポート書いてみました。長くてすいません・・・

06年にAタイプを完走して以来4年ぶりのチャレンジ。転職などの環境変化により3年間トライアスロンから遠ざかっていた。仕事が落ち着き、トライアスロン復帰の為に再びチームYの門を叩いたのが昨年7月、大塚さんにNEWバイクをオーダーしたところから始まった。自分にとってのトライアスロン復活の証明はロングディスタンスを再び完走すること、06年の佐渡で止まっていた競技歴を同じ佐渡で再開させたいという思いで1年間準備に取り組んできた。06年は14時間27分、今回の目標タイムは14時間以内。

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当日は9月とは思えない猛暑。だが気にしても仕方が無い。久しぶりの長丁場レースなので不安と緊張はあったが、それよりも再び佐渡のレース会場に選手としている自分がうれしかった。「暑くて長い1日を楽しもう。折角またこの場所にもどってこられたんだから。」

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号砲が鳴りスイムスタート。落ち着いてゆっくり海の入る。遠浅の浜を前の人が泳ぎだすまでノロノロと歩いてついていく。ようやく泳ぎ出せたのはおそらく150m以上進んだ位の地点だった。おかげでバトルはまったく無いなか沖に向かうことができた。一定のペースで2500m地点くらいまでは進めたが、左肩に痛みが発生。ブレス方向を替えることで痛みは緩和したが、ブイの位置確認がやりにくくなったのと苦手方向のブレスなのでペースは落ちてしまった。何とかスイムパートを終え、タイムは1時間26分24秒、T1込みで1時間30分を目標にしていたので、ほぼ目標どおり。

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復帰の狼煙として新調したNEWバイク&ホイール、バイクマニアとして一番頑張りたいパート。過去はスイムの後遺症でふらつき、息も上がり気味でスタートすることが多かったが、今回はすんなりスタートできた。目標ペースは30Km/H強、心拍145前後。コース前半思ったより小刻みなアップダウンがありペースが乗らない・・・両津港手前の80Km地点あたりからフラットな区間が続きやっとペースが安定してきた。応援隊のみんなが待っている小木の激坂まで早く行きたい。それをモチベーションにペダルを踏み込む。

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暑さでかなり消耗していたが小木に目標だった14時前に到着。坂を登り始めたところで柏木さんにパスされる。できれば応援隊の前まででも一緒に行きたかったがペースが違った・・・
応援団長の須藤さんをはじめ熱烈な応援に力付けられ、激坂をクリア。あと30Km。15時までにランに入る目標だったが、少し遅れてバイクラップ7時間37分32秒、15時4分にT2通過。

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ランの目標は5時間、キロ7分ちょっとのペース。とにかく暑い。ランスタートも過去は腰まわりがガチガチでつらかったが、今回はスムーズに走り出せた。「このまま計画通りで、自己ベスト大幅更新!?」なんてテンションアップで、まずは応援隊待機の13Km地点をめざして歩を進める。13Km地点でランスタートから90分強。

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また計画通りのうれしさに応援隊の皆さんに「今回俺いけてるよね~!!」とはしゃぎながら通過。

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しかし、そんなに甘くはなかった。14Km地点あたりで大ブレーキ・・・
急に足が進まなくなり、歩き出してしまった。直後にいた神戸ちゃんにパスされるも、しばらくうつむいてヨロヨロ歩いていたところに神の声?「コラ~!歩くな!!せめて早歩きしろ~!!」と怒鳴られる。ちょうど逆光になっており、はじめは誰かわからなかったが、早々に折り返してきたボブだった。制限時間までまだ余裕があることに知らず知らず甘え、気持ちが揺るんでいたところに渇を入れてもらえた気がする。脚は重かったが腕を大きく振り、少しでも早く前へと気持ちを引き締め直し、走ることが
つらいときは早歩きで進めた。このときに声をかけてもらえなかったら、もしかしたらダレてしまって制限時間に間に合わなかったかもしれない。それでもハーフ地点までで3時間もかかっていた。
制限時間まであと残り3時間半しかない・・・
2005年にあと2Kmの地点でタイムオーバーとなった悪夢が頭をよぎる。「あと21Km残すのみ、脚が痛いくらいはもう無視!」と再度気合を入れ、能のような摺り足で痛みをこらえ走る。攣ってしまうと歩が止まるので、攣りそうになる寸前までは走り、ヤバくなると早歩き、それでも回復しないときは歩くという繰り返し。このとき自分で驚いたのは何だか妙に冷静だったこと。以前ならネガティブな思考で頭が埋め尽くされ悲壮感たっぷりだったのに。考えていたのは「このレースで得たいものは一言で言えば何ですか?」そしてその答えは「完走による復活の証明」。それなりに集中できていたんだと思う。あと10Kmを切ったところで2時間近く残っていたので完走はできることを確信する。

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遅い時間にゴールする私にとって、残り10KmがチームYで佐渡に出場する醍醐味。暗いコース上に何度も応援隊が現れ、最後の最後まで精一杯の応援で力付けてくれる。今回はタイミングよくゴール直前でも車で戻った応援隊が駆けつけてくれ、そのままゴール会場まで伴走してもらえる幸運!ゴールにもチームジャージの青い軍団が待ち構えていてくれ、祝福を受けながらゴールに飛び込む。毎度のことだが、嬉しさと安堵感がこみ上げ、男泣き。結局残りのハーフも3時間でランラップ6時間52秒。合計タイムは15時間4分48秒。自己ワーストタイムだけど、ほぼ4人に1人がリタイヤした過酷なレースだったことを考えると、上出来ってことにしたいと思う。

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厳しいレースで目標には全く及ばなかったけど、完走できたことだけでも自信になった。この1年の取り組みで長くチームにいる仲間にも再会でき、新しい仲間も増えた。おまけに会社の同僚もトライアスロンに挑戦をはじめ、会社帰りに一緒に泳いだりと、モチベーションを共有できる良い環境のおかげで今回の完走があると思う。
みんなに感謝!チームY最高!!ありがとうございました。
完走を目標にするのは今回までにして、以降はタイムアップにチャレンジしていきたいと思います。引き続きご支援よろしく願いします。

以上

 

 

「田中さん、お疲れ様でした。頑張りましたね。」

BOSS-N1-S