Club GERONIMO Challenge 2020 佐渡への誓い(Aタイプ土本選手)

14時間55分で、今年のレースが終わった。ラン36.2km地点。3年連続で、今年もタイムオーバーでDNFであった。今年は、Club GERONIMO内のスピンオフ企画「絶対完走!」プログラムにいれてもらい、大塚さんの叱咤激励を受け、完走を心に期して臨んでいただけに、こうして参戦記を書きながらも悔しさがこみ上げてくる。

練習は、目標練習量を達成できてはいなかったが、ミドルのセントレアでランを走りきれていたので、油断があったのだろうと思う。ロングはやはり厳しかった。

レース当日、海の透明度は低そうな中、足攣り対策のために、漢方を用意しつつ、落ち着いて準備。試泳をして、心を落ち着かせる。

【スイム】 2:03:26

苦手な種目。今年の佐渡の海は視界が悪かった上に、1周目の後半から波が立ち始め、泳ぎづらい。コース内側を泳いでいたが、後半コース幅が狭い場所があり、終始バトル気味となり、波の影響と併せ、気持ちよく泳ぐことが出来なかった。

《T1》00:8:51

トランジット1。スイムを上がると、ジェロニモの仲間が応援の声をかけてくれた。レースの緊張感の中で、安心する瞬間だった。スイムが遅いため、ラックにあるバイクは少ない。補給をとりつつ、ヘッドバンドで汗対策、アームガードで暑さ対策をしつつ、長時間となるバイク準備を行う。

【バイク】 7:33:59

スイムで10分ほど予定より遅いため、少しペースアップが必要と考えこぎ始める。序盤で救急車とすれ違う。選手が落車したのかなと思うと、エイド付近で警官がチョークをもって現場検証をしている。エイドで補給を受け取る際に、選手同士衝突でもあったのかと想像し、エイドでは他の選手との距離をとるよう気を付けるようにしようと思う。一つの事故で、完走が危うくなる。前半、風はあるが、DHポジションをとりつつ、気持ちよくこぐが、さっそく足に違和感が発生し、漢方で対策をする。両津港を過ぎ、足の違和感がひかなくなる。そんな中でも、小木坂に14時30分という目標を目指してこぎ続ける。14時35分に小木坂へ到着し、仲間の応援を受け、一層頑張るという気持ちになる。バイクの終盤は、最後のエネルギー補給も取りつつ、下り坂ではラストスパートを図る。ただ、レース後振り返ると後半、心拍が上がりすぎており、もう少しペースダウンを図る必要があったかもしれない。

《T2》 00:6:27

トランジット2。バイクを降りてすぐOS1を飲む。うまい。一気に飲み干した。漢方の補給をとりつつ、ランシューズに履き替える。

【ラン】

ランは最初から息が上がってつらい。エイドの度に、頭から水をかぶる。少し脱水症状だったかもしれない。走り続けることが出来ず、歩くのが混ざり始め、5kmを過ぎたあたりで、キロ8分を超えだす。フラットな道は何とか歩かずにと思いつつも、息が上がってしまう。10kmを過ぎたあたりからは、何度も足が攣って動かなくなる。それでも、立ち止まることだけはしないで、前を向いて歩き続けた。途中、走っている仲間とすれ違うと、声を掛け合い、ゴールしようと思い続けた。ジェロニモ応援団からも、行けるよーと声を掛けられ、何とかゴールしようと思い続けた。

しかし、31km地点過ぎに、レースタイムを示す車を発見し、制限時間との差がもうあと少ししかないことに気づく。最後の気力を振り絞り、走るがすぐに足が攣って、動かなくなる。結果、36.2km地点で制限時間となり、今年もレースが終わってしまった。

バスに収容され、ゴール地点に戻る途中、花火の音を聞く。15時間30分が過ぎたのかと思う。来年は、ゴール地点でメダルをつけて、花火を見たいと思う。

レース結果だけ見るとランで撃沈した展開だったが、来年に向けては、練習量の不足、スイムのスキル不足、バイクでのペース配分、足が攣りやすい体質対策・体質改善など、幅広い対策が必要と思う。

レースに当たるかも含めて、一年一年が勝負だろうと思うが、与えられた環境の中で修業を続けていきたいと思う。来年こそは、四度目の正直、完走必達で行きたいと思う。

しかし、今年のレース自体は楽しいひと時だった。

レースに参加した方、応援の方、ボランティアの方、島民の方等々、同じ時間を佐渡で過ごした全ての方に感謝したいと思う。本当にありがとうございました。

Team GERONIMO 土本俊一

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「来年こそは。」

Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ小嶋しのぶ選手)

佐渡国際トライアスロンAタイプ初参戦。

2017年9月に八景島のスプリントからトライアスロンを始め、昨年から本格的にレースに参戦。今年は繰り上げ当選の宮古島トライアスロン(初ロング)、世界トライアスロンシリーズ横浜大会(OD)、アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン(ミドル)に続き4戦目。しかし宮古島はバイクゴール1分前で足切りのDNF、アイアンマン70.3では、まさかのバイク事故に巻き込まれ病院送りのDNFと全く佐渡の参考に出来るレースがないままあっという間に佐渡本番を迎える。
自分の性格だと正直今回完走出来なかったら多分、いや間違いなくしばらく立ち直れない。

そんな思いで挑んだ佐渡、絶対に諦めないという強い気持ちで6時の号砲とともにスタート。長い1日の始まりだ。

スイム=目標タイム1:30  結果1:38:07

4キロは初めての距離なので想像がつかないが、苦手意識はないのでとにかくひたすら泳ぐ。1周目のバトルに辟易。やはり男子とのバトルは大変だ。2周目の沖へ向かう時は波が強くなり進まない!うねりはあまり気にならず最後の900はもう終わりだ!と思うと少し楽になった。しかし飽きるね、4キロ!

スイム→バイク T1=8:04

バイク=目標タイム8時間 結果8:18:09

いよいよ一番の苦行バイク190キロが始まる。スイムアップ後補給をしてスタート。始まって結構すぐにアップダウンが始まり、足の乳酸が気になった。
バイク、特に登りが苦手な私はスイムのアドバンテージなど何の役にも立たない。案の定最初の登りで純ちゃん、次の登りはタダゴン、そして、みわちゃんと女子全員に抜かれ、その後もどんどん他のGERONIMO男子に抜かれる。しかも全て坂。笑える!でも焦らずフラットと下りで少しでも稼げる様に足を回すように心がけた。正直何かを考えながら走る余裕はなく、小木の坂14時30分を呪文の様に唱えていた気がする。小木まで50キロの看板を見て間に合わない!?と思った時は足切りの文字が頭をよぎる。
それでも諦めたら終わりだ!GERONIMO 佐渡Cチーム(応援)が待っていてくれる小木の坂を目指した。小木ASで14:35位、既に予定時間は過ぎている。でも坂を15時迄に通過出来ればきっと間に合うと、小木坂に向かう。ヤバい、思ったより坂だ!もうCチームはいないだろうなぁ~クスンと思いながらゆっくり登っていたら視界に見慣れたウェアが!ラスボス大塚さん、村崎さん、安藤さんが応援してくれている。これで一気に元気が出た。この時点で14時50分過ぎ。この後は足が残らなくてもいいと思いながらひたすらバイクフィニッシュへ向かい、15:53頃やっとバイクを降りた。多分一番嬉しかった瞬間だったかもしれない。

バイク→ラン T2=10:04(かかりすぎ)

ラン=目標タイム5:45 結果4:55:15

16時4分にランスタートとなった。ランは細かい足切りタイムがあるので常に足切りの亡霊に追いかけられている感じから抜け出せない。それでも足が思ったより動いてくれる。周回コーナーなので沢山の仲間たちともエール交換が出来て力をもらえた。バイクで抜かれた分、一人でも多く抜き返すよう、腕を振れ、腰を回せと自分に言いながら走る。2周目の途中かなり苦しくなったら時、応援の大塚さん、安藤さん、村崎さんの応援で復活!もう時計の電池切れで時間もペースも分からない。エイド毎に時間を確認してラスト10キロはペースを上げた。後は完走する強い気持ちしかない。住宅地に入り片岡さんに追い付いた。商店街手間で田中りーさんに追い付いた。片岡さんと一緒に商店街に入り、やっと足切りの亡霊がいなくなって勝てた気がした。紳士な片岡さんは私にゴールを譲ってくれてやっと念願のゴールテープを持ち上げる事が出来た。

フィニッシュ 14:59:35

課題は山積みでこれがゴールではないけれど少しだけ嬉しさに浸らせてもらい、また練習ですね。
沿道の応援、ボランティアの皆様の励まし全てがパワーになった。でも一番はGERONIMO Cチームの応援が私の力になり最後まで踏ん張れました?

幸せな1日に感謝。
本当にありがとうございました。

小嶋 しのぶ

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「幸せそうです。」



Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ柴田知代 選手)

佐渡参戦記

昨年、参加資格がなく応援にまわった佐渡トライアスロン。今年は、Aタイプに挑戦できるよう事前にミドルディスタンスの他大会を完走し、準備万端で応募、無事に当選して出場することが決まった。ロングのトライアスロンは自身3回目。2011年の宮古島大会以来で、佐渡Aタイプは初めての挑戦になる。トライアスロン大会への出場も、2013年の佐渡Bタイプ完走を最後に遠ざかり、5年もの月日が経ってしまった。

「どれくらい練習すれば完走できるのだろうか。」 まったく見当がつかなかった。手探り状態での練習の日々が続き、とうとうレース当日を迎えてしまった。正直言って、不安しかなかった。

<スイム>1:37:32

大会恒例のスイムバトルも6年ぶり。恐る恐る泳ぎ始める。最初の数百mはコース幅が広いせいか快適に泳げたが、そのあと大混雑になり前に進めない。左利きの左呼吸なのでコースロープ沿いに泳ぐ作戦は失敗だったか…。頭を殴られたり背中から乗っかられたり、不意の衝撃で呼吸が乱れるとパニックになった。とにかく落ち着いて泳ごうと、周りの選手とは競り合わず、体力温存するようなペースや泳ぎ方で1周目を終えた。時計は49分。このペースで49分なら悪くない。2周目は波やうねりが大きかったが、ブイの位置と進行方向の確認をこまめに行なって泳ぎきった。

<T1>0:14:08

快適に泳ぐためウェットスーツの下に水着を着ていたので、女子更衣室にこもってバイクウェアに着替えた。同時に、水分補給と固形物を摂取。支度に時間がかかったけど、更衣室に誰もいなかったので、ひとり冷静になって頭を切り替えることができた。

<バイク>7:41:25(T2含む)

3種目のなかで一番練習してきたバイクパート。とにかく脚を使わないように、回転数と心拍数を重視して走らせる。初めての大佐渡。景色が素晴らしい!適度なアップダウンもあり最高に気持ちのいいコースだった。72km地点の鷲崎ASを過ぎたあたりから平坦が続き、精神的にトーンダウン。応援声援の多い両津で一時回復したが、161km地点の小木ASまで我慢の時間となった。

「このペースでは、応援団のいる小木の坂に間に合わないのでは?」 130km地点あたりで急に不安になり、バイクウェアのポケットにしのばせていたコースマップを見て、残りの距離と区間と関門時間を確認。応援団の撤収予定14時半にはなんとか間に合いそう。状況によってはペースアップするつもりでいたが、このままのペースで小木の坂を目指した。

小木ASに14時10分、応援団のいる場所に14時20分に到着した。男子3人の力強い声援は、わたしの疲れた背中を押してくれた。

<T2>0:10:54

地面に座り靴を履き替えただけだったのに、10分もかかってしまった。できれば15時半までにランスタートしたかったが、3分の遅れでスタート。

<ラン>5:12:00

一番練習できていないランパート。できるだけ制限時間までの貯金を作りたいと思い、1周目の21kmは歩かずにひたすら走った。でも、思うように脚は動かない。ピッチを意識してとにかく前に進む。途中で再び応援団に出会い、単調なランコースのなかで刺激が入る。ありがたい。 「昨年は自分も応援していたんだなぁ。最後まで諦めず走っている選手の姿に感動したっけ・・・。」ここまで来たら絶対に完走したい!絶対完走への決意を改めて確認した。

なんとか18時ごろ本部に戻ってこれた。残り3時間半で21km。大きなトラブルがなければ完走できる時間だ。ペースと残り時間を計算しながら2周目は走った。脚がつらないようにASでは必ず梅干を口に入れ、エネルギーを切らさないために最後の最後までおにぎりやバナナを食べた。

ゴールまであと少し。商店街での応援が胸に響いた。「おかえり!」「よく頑張ったね!」もう終わっちゃう、終わっちゃう。。さっきまで早く終わって欲しいと思っていたけど、たくさんの人に応援してもらえた最高の一日が終わっちゃう。。涙が出た。会場に入り、ゴールゲートまであと数十m。同伴者専用の出入口に目をやるが、先にゴールしているはずの旦那がいない・・・。ひとりでフィニッシュテープを切った。

<結果>14:45:05

完走できて嬉しいのはもちろんのことですが、応援してくださった多くの方々に感謝したい。応援声援がなければ、あそこまで頑張れなかった。 島民の皆さん、家族・友達の応援で来ていた皆さん、大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、そしてジェロニモ応援団の皆さん。朝早くから夜遅くまで、長い時間本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

柴田 知代

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「きっちり完走、お見事!」



Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ中川選手)

トライアスロンを初めた一昨年、佐渡C(応援)で初参加。生で見て興奮し、Heroを聴きながら花火を見て絶対出たいと思ってから、2年目で出場する機会を頂きました。

今年は初ロングの年で、バラモンで完走できた事が多少自信となり、バイクが10キロ伸びるけど目標タイムを大幅に上げて設定した事で自分の実力を思い知らされる良い大会となりました。 記録 14:39:31 475/1008 年代別124位

〈 スイム 〉1:33:20

ガーミンのGPSが機能しておらず泳いだ距離や軌跡が不明 前日の試泳で波や濁りやゴミなど嫌なイメージがあったけど、一番自信があったし、開始前にホノチャレ仲間とも会えてリラックスした状態でスタートしたのだが、いきなり団子状態のバトルで少しパニックを起こしてしまった。まずは落ち着く事を優先し外側へ泳ぐ。混雑から逃れて2、3分したら気分が楽になった。内側を見るとまだ混雑してたから戻る気にもならずこのまま泳ぎ続けることにした。

1周目は44分で想定より10分も遅い。ここから挽回だ、と思ったがそう甘くはなかった。2周目は人の少ない外側から攻めたが波が高くなってきたのかヘッドアップしてもブイが見えない。1stブイになかなか着かなくて焦るが、気持ちを落ち着け、自分の泳ぎを確認。練習を思い出しながら、毛延びの感覚・頭・視線・腹・腰、ストローク・入水位置・角度・肩・脇。2ndブイに着く頃には大分リラックスでき、残りは波に乗りながらゆったりと大きくストロークし、力を温存して気持ちよくスイムアップ。

☆良かった点 : レース中にパニックをコントロールでき、リラックスして泳げた。

☆悪かった点 : コースどりを事前にきちんと確認しておくべきだった。内側から攻めてなければバトルでもみくちゃになることもなかったかな。

〈 T1 〉0:08:01

ここでソックスを履くか迷ったが、バラモンではランのときにつったのでここで履く。想定していたが手間取ってしまったので次回は違う物を使おう。

〈 バイク 〉7:27:47[移動平均速度26㎞/h / ケイデンス平均70rpm ]

7時半までにはスタートしたかったが、焦らずスタート。相川WSまで30キロ平均だったので、とりあえず順調な滑りだし。

だが給水ボトルからタンクに移すのが上手くいかず焦る。バラモンの時はすんなりいったのだが。なんとかボトルキャッチャーまでに移し次のASを目指す。 高水ASまでも30キロ平均でこれたのだが、ここでも給水のタンクへの移しがすんなりいかず、そのままゆっくり前の選手を気にしながら進んでたら、いきなり停止し避けきれずクラッシュ。前の方は大丈夫な様子だったので、自分のチェーン外れを直す。焦って時間がかかってエイドの方が駆けつけてくれた。次のエイドまで長いからってタンクにたっぷりアクエリ入れてくれたりと助かりました。

この時もっと落ち着いてバイクを確認すればよかった。 (走行中何か音がすると感じてはいたが、片方のブレーキシューがタイヤに擦れた状態で残り150キロ位走っていたことを宿に帰る時に気づく)

その後のZ坂・大野亀は、景色を堪能してお尻を使う意識でたんたんと登って行く。本当に綺麗な景色に癒される。 鷲崎ASからは止まって給水する事にした。 ここまで2時間40分。少しペースが遅くなったが、小木に14時半まで十分時間がある。トイレに行ってスッキリしてから再開。 小木までは高低さはあまりないのだが、向かい風だったり思ったように進まない。気温も高くなり喉がすぐ渇く。エイドでしっかり給水して、小木前で軽くなるよう調整して望む。

14時過ぎ位になんとか大塚さん、安藤さん、村崎さんを見つけほっとする。応援のおかげで気持ちも楽になり残りを頑張れた。ありがとうございました。

☆良かった点 : 足に疲労を残さず、つらずに走れた。補給も上手くいった。

☆悪かった点 : 給水には時間がかかってしまった。逆流防止弁のタンクは止めにしよう。走行に違和感を感じたのに、そのまま走行してしまった。無事だったからよかったが、前輪がロックしたり、壊れて落車してたかもしれない。

〈 T2 〉 0:04:27

15時過ぎてしまった。 トイレに駆け込みスタート。 バラモンでの失敗は繰り返さない。

〈 ラン 〉 5:25:56[平均移動ペース / 7:23 ㎞/h]

最初の入りは6分切るペース。まずまずと思ったがどんどん体が熱くなりペースダウン。日焼け止め塗るの忘れてたことに気づく。5㎞過ぎた時には7分ペースまで落ちてる。エイドで水をかけてもらったりスポンジをスーツに入れたりしたが直ぐに熱くなる。少し歩いて整えてはみたが、余り効果なし。

そのうち前に大塚さん、安藤さん、村崎さんが見えたら元気がでてきた。応援って凄い。

だが登り坂にきたらペースダウン。とにかく腕を振って一歩一歩歩かずに進むことを心がける。折り返し地点からは下りを利用してペースアップを試みたがうまくいかない。すれ違いでみんなに声を掛け合い気力で頑張る。日が沈むまでは我慢し後半頑張ろうと思ったが、なかなか熱さがひくことはなかった。 後半は少し楽になった気がするもののペースがあがらない。フォームを再確認してペースアップしても長く続かなかったので、さらに遅くならない事を意識して走るが、エイドで立ち止まる時間が多くなってきた。

視線がだんだん下がってくるが、一緒に頑張ってる仲間の声かけに救われたり、佐渡Cの激の後押し、沿道の応援に元気をもらいながらなんとか走る。ゴール間近になってホノチャレ仲間に追いつかれ、一緒にゴールしよう言ってくれたので最後の力を振り絞って同時フィニッシュ。

☆良かった点 : バラモンより歩かずに走れた。腕ふりで力まず足を前に出す感覚を維持できた。

☆悪かった点 : 熱さ対策が全くできていなかった。精神的に作ってしまった壁を打ち破れなかった。

〈 総括 〉 とにかく完走出来て嬉しかった。

スイムから厳しい大会となったが、最後まで頑張れたのはこの大会に関わった皆さんのお陰であることは言うまでもない。 本当にありがとうございました。

当然だがロングは甘くなかった。 ランを基礎から根本的に見つめ直す必要がある。熱さ対策や精神的な面も大事だ。練習量から自信を得ることも一つだが、闇雲に練習するのではなく、やる意味を考えたり省みたり、いろんな人の考え方も参考にして鍛え直さねば早くはならない。

まずは目標にした13時間切りを実現できるように頑張ります。 そして、来年も素晴らしい佐渡Aにみんなとまた挑戦する機会に恵まれる事を祈ります。

Team GERONIMO 中川 裕一

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「ロングは終わりがないですね。」

Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ田中選手)

昨年は練習不足とパンクよるタイムロスで、ラン21Km地点でタイムオーバーに終わった佐渡国際トライアスロンAタイプ(スイム4km、バイク190km、ラン42.2km)。 何度も完走している大会であるがゆえ、大会に臨む姿勢にゆるみがあったと猛反省し、改めてジェロニモ大塚さんに師事、ジェロニモ内で立ち上がった佐渡の「絶対完走!」プログラムに入れてもらい、今大会の完走を目指して昨年10月より取り組んできました。

基本的には事前に大塚さんと決めた月間スイム20km、バイク600km、ラン100kmのノルマのクリア。当初はノルマ達成に向けた練習の組み立てがうまくできず、天候や仕事の都合等で滞った分を月末に帳尻合わせするために無理をして翌月初旬の響いてしまったりしていましたが、雨なら早く寝てしまい翌朝に走るなど練習時間のコマの入れ替えや実走とインドアを柔軟に切り替えるなどして調整できるようになりました。種目によりややばらつきはあっものの、概ねノルマをこなせたことは絶対的な安心感につながったと思います。

さて、レース本番

例年に比べスイム練習に時間を割いていたので、あまり不安もなく、とにかく序盤に過呼吸に陥らないように「落ちついて」と自分に言い聞かせながらコース外側から泳ぎだす。数百メートル進むと波がざわつき出して泳ぎにくい・・・迷走しないようにブイの位置を確認しながら進むも、第1ターン(900m)のずいぶん手前のガーミンの距離アラート(1km)が振動する。気にしても仕方がないのでマイペースで泳ぎ進め1週目を終えたところでタイムを確認すると55分?ずいぶん流されているのか??ちょっと焦って2周目に突入。混雑がない分コースロープから適度な距離をとって1周目よりはペースを上げ(ているつもりで)、バイクトランジッションの手順をイメージするなどしながらスイムパートをこなし、結局1時間50分、後で確認したらなんと5600m泳いでいました。

大好きなバイクパートながらも、ここ数年パンク等のトラブルにみまわれている鬼門。厄払いとかいいながら昨年末にニューバイクを購入し、ポジション出しやメンテナンスに気を遣うとともに、荒川での実走で巡航速度アップとDHポジションの安定に取り組んできた成果を出したい!と気合十分にスタート。スイムからバイクに身体が切り替わるまでの最初の数キロは慣らし走行、そこから心拍、ケイデンス、ワット数を見ながら普段の練習で掴んでいるペース配分に調整しながら進める。猛暑を想定していたので序盤から塩タブやマグオンパウダーを多めに摂取、暑さは感じなかったがエイドでもらった水を首筋や太ももにかけて熱中症や痙攣を予防。順調に進んでZ坂をクリアし昨年パンクしたポイントを通過すると、心の何処かに引っかかっていたパンク恐怖症というか呪縛みないなものが取れた気がしたので、全開で下りを攻めていき追い風区間をぶっ飛ばす。

小木の激坂で待つ大塚さんたちまで14時前にたどり着くことを目標にペースを維持しつつ、細かなアップダウンで疲労をためないようにワット数をチェックしながらマメにシフトチェンジ、電動コンポを導入したメリットを最大限に活かす。昨年はパンクのタイムロスをカバーしようと無我夢中で踏んだ反動で足が吊ってしまいバイクを降りて押すはめになった小木の坂、今年は作戦成功でスルスルと高回転で上ることができ、笑顔で大塚さんの前を通過!例年と風向きが違ったこともあり、目標の14時から15分ほどオーバーしていたが、逆にラスト10kmは追い風で、かつ脚も残っていたのでラストスパート。計画していた15時バイクフィニッシュからやや遅れたが、無事にランに移ることができた。

制限時間まで6時間以上残してのランスタートは気持ちに余裕が持てる分、ダレて歩きまくらないように1周目を18時までに終えるという目標を据える。しかしながら、走り始めて商店街を抜けたあたりで足底の激痛に耐えられなくなり早くも歩き出してしまった。バイク中盤から痛みを感じ始め、ベルクロを緩めるなど騙し騙しきていたが、ランシューズに履き替えたことで痛みが再発した模様。シューズのクッションに足裏を馴染ませるように500mくらい歩くと治まってきたので何とか走り出す。脚に何か違和感がでたら少しあるいては走り、途中、チームメンバーやトライアスロン仲間とエールを交換しながら淡々と歩をすすめ、予定通り18時に2周目突入。あと全部歩いてもゴールできるという安心感を得るも、できるだけ走る。さすがに終盤は内腿や脛などがすぐに吊りそうになっていたが、早くゴールに飛び込みたく頑張って走る。ラスト3km地点でチームメイトの片岡さん、小嶋さんと一緒になったが、小嶋さんの気合のラストスパートにはついていけず。最後は気持ちよく商店街で盛大な賞賛をいただきながら花道に入り、会心の笑顔でゴールゲートをくぐりぬけることができました。15時間00分46秒。

8回目の佐渡Aでしたが、「絶対完走!」プログラムに真摯に取り組んできたためか、とても新鮮で楽しい思い出になりました。この日のために共に練習してきた荒川錬合やジェロニモ、古巣チームワイの仲間、そしてボス大塚さん、協力してくれている家族や友人たち、大会関係者、ボランティアの皆さま、本当に有難うございます。

 田中 良次

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「楽しめて何よりです。」

Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ片岡選手)

佐渡レポート

佐渡国際トライアスロン大会Aタイプは、スイム4.0m、バイク190km、ラン42.2km。日本で一番距離の長い大会として知られています。私は昨年、1ヵ月スイム20km、バイク500km、ラン200kmのトレーニングのノルマを9ヶ月継続して14時間40分で完走しました。

今年は6月に五島長崎Aタイプ、7月に皆生大会を完走しロンディスタンス3戦目の挑戦となります。 佐渡にはClub Geronimo 佐渡組の仲間とレース2日前の金曜日に入りました。バイクの試走、試泳を行なった土曜日は曇り。比較的涼しい天候で、翌日も暑くならないことを期待しました。昨年見舞われたバイクトラブルなく行ければ達成出来そうな14時間を目標にレースに臨みます。

当日は3時過ぎに起床。前日は早く寝床についたのですが、寝付けず30分おき位に時計を見て過ごし朝を迎えてしまいました。初めてロングに挑戦した宮古島大会の時も同じような経験をしているので、気をとりなおしてレース会場に向かいます。 午前6時一年で一番長い一日が始まります。

【スイム】 目標1:45:00 結果1:57:32

佐和田の海には珍しく風の影響で大きなウネリの中のスイムとなりました。このスイムが後々バイクに影響します。

《T1》 目標 10:00 結果 5:05

【バイク】 目標7:00:00 結果 7:31:32

出だしは調子良く、淡々と漕ぎZ坂を通過します。記憶が少し曖昧ですが、この頃から太陽がジリジリと照り始めます。そしてウネリの中を泳いだ影響か、物凄く気持ち悪くなり嘔吐しました。(途中バイクを止めて嘔吐している選手を何人か見かけました)バイクを減速しながら3度ほど吐き、ペースを上げられずにいると後ろから工藤さんに抜かされました。そこで目が覚め必死に追います。両津を超え小佐度に入ると強烈な向かい風に見舞われます。ペースが落ちるたびにダンシングで上げて漕ぎ続けます。依然日差しは強く体力を奪っていきます。昨年はバイクのエイドでは止まりませんでしたが、今年はほぼ全部のエイドで止まり、頭から水をかけました。そうこうしている内、寝不足も影響したか少し頭が朦朧とし始めてペースが再び落ちます。すると今度は土本さんに抜かされます。そこでまたもや目が覚め必死に追いかけ、ペースが上がります。赤泊のエイドを通過する頃、このままではTeam Geronimo を主催する大塚さんが応援団と一緒に待つ小木坂に14時半までに行くのがギリギリだということに気がつきます。(大塚さんは応援の村崎さん安藤さんと共に14時半にランの応援地点に移動する予定です)小木坂で大塚さん達の応援を受けるため火事場の馬鹿力を発揮しながら一生懸命に漕ぎます。その結果14時33分、移動を遅らせた大塚さん達の応援を受けてチカラをもらって15時34分バイクをフィニッシュします。

《T2》 目標5:00 結果 5:41

【ラン】 目標 5:00:00 結果 5:19:45

15時39分、昨年より20分程度遅れてランスタート。8キロ地点で再び応援団の皆さんから元気をもらい、往復コースなので仲間とすれ違うたびにハイタッチしながらの昨年同様、楽しいランになりました。五島長崎の教訓を踏まえてバイクで嘔吐した後も補給を無理やりしたおかげで、ハンガーノックにならずにすみました。またこのレースで新たに採用した芍薬甘草湯 のおかげもあり脚が攣ることもありませんでした。 淡々と走り続け、ゴールまで3キロを切った辺りで後ろから小嶋しのぶさんに猛烈な勢いで追いつかれました。最後はしのぶさんのペースに合わせて並走し20時59分、トータル目標 14:00:00に対し結果 14:59:37で昨年に引き続き完走しました。

タイムリミットにBzの曲に合わせて上がった花火はやはり壮観で感動しました。昨年は頭が働かずに一人でトボトボ帰ってしまい皆んなと集合写真に写れませんでしたが、今年はきっちり写りました。 さて、今回は目標から大きく遅れる苦しいレースでした。特にバイクでは危ない場面が多くありました。途中仲間に会えてなかったらもっと遅くなってしまったと思いますし、小木坂の応援団に会うための関門をクリアするために頑張れたと思います。

前述の通り佐渡の前には五島長崎Aタイプ、皆生大会を完走しました。この経験があるから今回のレースもタイムが悪いなりに粘れたのだと思います。一方、3大会のスケジュールがタイトでリカバリーとテーパーリングを繰り返し、昨年に比べて佐渡前のバイクの追い込みが足りなかったこともタイムが上がらなかった原因だと思います。 改めて、私のようなエイジグルーパーにとって、ロングの完走とリタイアは本当に紙一重だと思います。4キロ泳いで190キロ自転車を漕いだ後にフルマラソン走るなんて、確実に完走するための練習方法などある訳ありません。だからこれからも1カ月スイム20km、バイク500km、ラン200kmのトレーニングノルマを愚直に続けていきます。

来年に向けてもう一つ挑戦しようと思っている事がありますが今は内緒にしておきます。

最後に、今回は苦しいレースでしたが一緒に出場した仲間や応援団の皆さん、ボランティアの皆さんのおかげで今年一番楽しいレースになりました。本当にありがとうございました。

Team GERONIMO 片岡 直人

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「不屈の精神ですね。」

Club GERONIMO Challenge 2019 佐渡組 参戦記(Aタイプ鈴木選手)

佐渡参戦記

今回で4回目の佐渡Aになります。昨年は、抽選に外れ応援で参加したため、2年振りの佐渡Aになります。毎回、辛い戦いになりますが、今回は、辛い中にも充実した大会となりました。

【スイム】1:40:27

このところ、スイム練習をサボりにサボり、元々泳げないところに輪を掛けて泳がず、何とかなるだろう感覚で6月下旬に3kmのOWSに参加したところ、撃沈の1時間30分でのゴール。レースまで2ヶ月、少しでも泳げるようにと、NASスイムスクールに入校。流石、トライアスロンスクールと書いてあるだけあって、実践想定の練習メニュー。徐々に泳げるようになりつつ、本番突入。当日の海は波高く、終始バトル。毎レース、過呼吸に襲われますが、今回は、スクールの効果か、いやいやClub GERONIMO 茅ヶ崎Swim&Runのおかげ様で、淡々と泳ぐことができ、何とか上陸。

【バイク】7:07:31

今回は、バイクをメインに、ほぼ半年、伊豆、箱根の山々を中心に距離も稼ぎながら練習して来ました。7月の大島合宿は、佐渡前にどの程度仕上がり、本番で何が必要になるかを確認する大事な合宿でした。その時点で、多少の持久力が身に付いていること、また、補給食も必要量が想定できたことが収穫でした。しかし、本番では、190kmの距離と風にやられ、かなり脚を削られることとなりタイムも今ひとつではありましたが、メカトラもなく無事に帰還する事ができ、ホッとしました。

【ラン】4:17:38

目標はサブ4でしたが、結果、撃沈でした。1周目は2時間で帰って来れましたが、2週目に足が止まり、流すだけとなりました。いつも、レース後に、もうちょっと頑張っていれば順位も上げられたのにと思うので、レースのもっとも苦しい状態で、ここで頑張れるのかと試しましたが、無理でした。やはり目標タイムを出すための練習量が伴わなかったこと、また、バイクで脚が削られた状態でランのペースコントロールできなかったことが、今後の課題です。それ相応の練習が必要だと感じました。効率良く練習して来年に繋げます。

トータル 13:13:01

【来年に向けて】

簡単には結果は出せませんが、地道にコツコツ積み上げるしかないと思います。効率よく練習すれば結果も出せる、かもしれません。来年も佐渡の美しい景色を見に来れるように、また、みなさんと一緒に感動を共有できるように、新たなスタートを切りたいと思います。 皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

Team GERONIMO 鈴木 靖

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「来年に向けスタートして下さい。」

Club GERONIMO Challenge 2018

2018年のClub GERONIMO チャレンジ企画は、「レースありき」の宮古組、皆生組、メインイベントとなる佐渡組、「チームありき」のTeam GERONIMO 2018となります。2018年のためのトレーニングは、10月からスタートです。

Club GERONIMO 宮古組 2018

Club GERONIMO 皆生組 2018

Club GERONIMO 佐渡組 2018

Team GERONIMO

 

 

「チャレンジ 2019!」

Club GERONIMO 佐渡組 2018 Member’s Report

Club GERONIMO 佐渡組 2018 Finisher

柴田選手

            柴田選手                                  鈴木選手

            人見選手                                    小林選手

      土屋選手                   片岡選手